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中学受験を終えた経験からのアドバイス満載ブログ

中学受験過去問スケジュールを失敗すると怖いです

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中学受験 過去問 スケジュール
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前回の記事、こんな例もあるよ、と気軽に書いたつもりがものすごい人数の方に読んでいただき、情報発信の重さをひしひしと感じてます。

ご紹介した彼はとてもきつかったと思いますが、彼の失敗から学べたこと

受験は4科のバランス
入試は戦略が大事

このことを肝に銘じて、9月からの怒涛の入試までを走り切ってくださいね!

目次

過去問をとける機会はあと〇回

さて、入試まで5か月。

過去問、5か月のうちにやればいいよね?

そんなふうに思ってませんか?一度、じっくりカレンダーを見てください。

実は過去問が解けるのはあと16回!

え?どういうこと?

と思ったあなた。ここから説明しますので、過去問スケジュール、失敗のないようにスケジューリングお願いしますね!

過去問対策は時間がない!

サピ生に限って言えば、先生に添削してもらえるのは冬期講習前まで。つまり、今から丸4か月ないということです。

通常授業を回すのは変わらないのにSSが入り日曜が使えなくなります。学校がない日でガッツリ過去問に取り組めるのは土曜日の午前だけ、ということになります。祝日もありますが、学校別OPなどでつぶれます。
これホントに時間がありません。

数えたことありますか?

ここから12月の冬期講習前までの土曜日は先ほども言いましたが16回です。

16回もあれば余裕じゃない??

って思いますよね?

過去問、どのくらい解くかは塾から指示が出ているかと思いますが、わが家の場合はこうでした。

時間がないのに過去問は計18回分?!

わが子の校舎では

第1志望:10年分
第2志望:5年分
第3志望以下:各3年分

の過去問は必須と言われました。

ただ、社会についてはデータが古くなるので、直近3年分でOK、と。

そうすると
第1志望 3年分×4科目+7年分×3科目=33科目
第2志望 3年分×4科目+2年分×3科目=18科目
第3志望 3年分×4科目=12科目

合計で、63科目。16日×4科目=64ほんっとにギリギリです

たいていのお子さんは第3志望まではあるでしょうから、最低でもこのラインです。第4、第5志望まであるお子さんはもっとですね。

これだけでも時間がないのに、解くだけではないんですよ。採点、提出、返却、ののちのやり直し。
やり直した後、再提出する場合もあります。実は解き直しの方が、実際に解くよりも時間がかかります。

63科目、もし2回目を解く科目があったら。。

え?絶対的に足りないじゃん。

たいして、ガッツリ使えるのは土曜日の午前のみ・・・計算できなくて頭がフリーズ…。て、いったいどうしたら…。ですね。

過去問のスケジューリング

  • 土曜朝から4教科1年分を一気に解く
    朝からの実際の試験さながらに解きます。
  • 隙間時間に1教科でも解く
    わが家は月曜日が学校が5時間授業だったので、その日帰ってきてから1教科は必ず普段の平日より多めに解くことにしてました。
  • 塾のない日に細切れで解き直し(できなかった問題)

サピの場合は土特の重要性が一番低いといわれているので、土曜日を休みにしちゃえ!というお子さんも中にはいらっしゃると聞いてますが、実は神奈川は聖光・栄光は2日校。

2日校は日曜日のSSで対策クラスを作れないらしく(定かではありませんがこう聞きました)土特がいわゆるSSの志望校特訓なので土曜に休むわけにはいきません。

なので長時間集中して解けるのは土曜の午前のみ(あとは運よく開いている祝日)。カレンダーを眺めながらいつどの過去問をとくのか、きっちりスケジューリングしてくださいね。

行き当たりばったりだと必ず失敗します。手を付けられてない過去問、やり直しできてない状態は、必ず焦りを生みます。

ちなみに過去問をとく順番は、一番新しい年度のものを残して、新⇒旧で解いていきました。
一番新しいのは一番最後に解きました。

1月ってなにするの?

1月は、今まで解いてきた過去問、特に後期前半9月頃から10月頃に解いていた過去問の解き直しをします。できなかった問題をピックアップしておいて、それに取り組むのもOK。

決して新しい問題を解いたりしないこと。直前期でもし過去問が解けなかったら、とんでもないメンタルへの負担になるからですね。

直前期の不安、直前期のメンタルの崩壊は、ホントに怖いですから。

以前解いた問題を解き直して、前よりできてるという実感をぜひ持ってくださいというサピ先生のお話でした。

ここからのスケジュール

ここから合判4回、志望校別サピックスオープン2回(これは志望校によります)、10月マンスリー、12月マンスリーと月に2回ずつ模試があります。

取捨選択は大切ですが、できる限りのテストの解き直し、通常授業の復習、過去問の取り組みと解き直し、そのほか1問1答式のコアプラの理社、漢字、計算を日々こつこつとまわしてくださいね。

もし手が回らなくて優先順位がわからない場合は、お子さんのことをよくわかっている先生に聞いてみるのが一番ですよ!

時間短縮に利用したこと

わが家は時間短縮のためにオンラインのカテキョ先生を利用してました。

以前記事にしましたが、特に算数・理科など、取るべき問題、捨ててもいい問題、問題の解き方(どの問題を先に解く、見極め方など)を教えてもらいました。

もちろん、パパママさんができるのであれば全然OKですよー!私は無理だーと思ったので、頼っちゃいました。

とにかく、時間がないのでカテキョでも個別でも外注できるものはしてしまうのも1つの手です。

塾の先生とのやり取りはタイムラグが生じますし、その間にどうやって解いたか忘れてしまうこともあります。これが1番つらい。

1度解いた問題はその場で定着させるように、と塾からも散々聞いていましたが、その定着にタイムラグが生じてはもったいないですね。

はじめは費用の面で躊躇してましたが、受験まで!という期限があるので、思い切ってねん出しました。

やり方はそれぞれにしろ、これでわが家はだいぶ助かりました。わが家、5月にカテキョを決断しましたが、そこから約9万円。安いと思うか高いと思うかはそれぞれですが、月1万で時間と心の安定を買いました。

まとめ

今回は過去問に使える時間はほんとにタイト、というお話をしました。

  • きっちりスケジュールを決めてやるべき年数をしっかりやる
  • 無駄を省いた復習をする
  • 一度解いた問題はしっかり定着させる
  • 隙間時間を大いに活用する

このことを肝に銘じて、ここは大人力でスケジューリング。これは親の仕事です。

ちなみに、今の時期に過去問が取れないのは普通です。焦らず、でも確実に過去問を進めていってくださいね。

あと5か月、走り抜けて花咲かせてください!

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