こんにちは。
このところ、志望校パターンをどうしようという声がいろんなところから聞こえてくるのですが、合判の結果が出たことによって、合格可能性が何パーセントだったら実際受験する?安定しなくて併願校どう組んだらいいんだろうみたいな思いがよぎりますよね。
今回は
★S57近辺の志望校、併願校はどうする?
★神奈川男子校偏差値の空白地帯に悩む
★どこか受験できるちょうどいい学校はないの?
そんなことで頭パンク中のパパママさんに。S57近辺って、ボリュームゾーンよりは上なんだけど、鉄板まではいけない・・という狭間の苦悩・・・ありませんか?
併せてわが子の合判の合格可能性も振り返ります!相性や問題のタイプも違ったりしますが、リアルな一例としてこんな子もいたよ、とちょっとヒントになるかもしれません!
S57近辺の悩み
最終的に、わが子の偏差値は4回の合判平均でS57。とはいえ、これは4回の結果が出そろった数字であって、それまでの偏差値は本当に乱高下。
志望校判定サピックスオープンでは一度64を取りましたが、マンスリーでは50~62といういったいどう判断したらいいんだというジェットコースター偏差値。
志望校を選ぶのには実は何度もループしました。というのは
チャレンジ校:S60以上の聖光か栄光
適正校 :S57の浅野
安全校 :S51の逗子開成かS49の鎌学
ざっくりこう決めていたものの、偏差値が62で安定すればこれでいいものの(もちろん安定しません)、50となったらS57の浅野がチャレンジ、S51、S49の逗子開と鎌学が適正、、、はて安全校は…??となるのがほんときつかった…。
常に、もう一段上がるか毎回期待する…でもなかなか上がらない。そして、失敗したらどこまで落ちるんだろう…というめっちゃスリリングな狭間におりました。
参考になるかもしれないので、6年になってからの模試は(合判と志望校除く)こんな感じでした。
S60以上:1回
S55以上S60未満:5回
S55未満:5回
ちなみに5年生はこんな感じ(サピックスオープンは除く)
S60以上:1回
S55以上S60未満:7回
S55未満:2回
5年生に比べて6年生の方が下がっているのも怖かったし、もうね、ばっちり父子でタッグ組めてる鉄板組さんたちがほんとにうらやましかったです。
うらやんじゃうからその方たちのブログ見たくないけど、でもやっぱり参考なるところも多々あるから見たいし…で、見ると落ち込む。
そんな行ったり来たりな気持ちを繰り返しながらも、結局最後は決めなきゃいけないわけで。本人は1人。受けられるところは限られる。それもほとんど親の采配によって。
もし失敗したら…子どもの人生決めちゃうんです。これが中学受験が他の受験と違うところなんですよね。
浅野(57)と逗子開成(51)の間
とりわけ、このS57ゾーンで悩んだのがこの見出しにもある浅野と逗子開成の間。
とにかく間が広い~。51から57って結構開きますよね。良く言われるのが、偏差値55から、問題が1段ググっと難しくなるということ。
ここが本当に悩みどころで。ちょっと通学距離我慢して53~55辺りを探すかどうかがほんと悩ましい。東京よりの方なら選択肢たくさんあるのかも、と思いながら偏差値表を眺めてましたが、とにかく通うには厳しい…。
自宅からの距離を調べながらどこか受験できそうなところはないかS51~S57の間を探し、何度も受けられないかループした学校はこちら。(※3次入試は外してます)
早稲田大学高等学院 中学部 | 2月1日 | 56 |
芝中学校 2回 | 2月4日~ | 56 |
明治大学付属明治中学校 | 2月2日 | 55 |
東京都市大学付属中学校 2回 | 2月1日 | 53 |
攻玉社中学校 2回 | 2月2日 | 53 |
サレジオ学院中学校 A | 2月1日 | 52 |
結局一番あってほしいS55偏差値の学校は明大明治のみ。2日入試は熱望校と重なるので無理…。
距離を考えるとS56の早大学院と芝を受けるならS57の浅野。都市大と攻玉社は距離的に厳しくて、サレジオS52と逗子開成S51をどうしようと思いましたが、サレジオは場所的に行きづらく(乗り換えが多い)て逗子開成。
結局この思考を何度もループしました。
何度も何度も通えないか検索してみたりして・・
でも結局、やっぱり通うのが厳しいところは厳しいし、通学時間は毎日の事なので譲れなかったし、最終的にはあがくのをやめました(笑)
サピ先生からも特に異論も提案もなかったので、やっぱりこれ以外の選択肢はうちにはなかったな、と今でも思ってます。
しかしながら…こうやって眺めていると、神奈川県からの通学でなくても偏差値S55近辺の学校って少なくないですか?S54は城北と世田谷学園の3次試験しかないんですね。
これは、神奈川でなくてもこの偏差値帯のお子さんは悩みますね
距離を取るかレベルを取るか
わが家は通学時間については、長くても片道90分以内(ドアtoドア)という確固たる基準があったので、とにかくそこだけは譲らずに決めました。
90分というのもかなり長め設定だと思いますが、1時間にしてしまうとあっという間に受験できる学校が減ってしまうので、これでもかなりの妥協点です。
今の通学時間を考えると
90分以上は想像するだけできついなあ…
と言っているので、子どもとしてはやはりここが限界点なんでしょうね。
わが子は体力があるほうで、めったに体調を崩さず、ショートスリーパーで睡眠時間が短くても平然としているので、そのあたりもお子さんのタイプに合わせて、考えられるといいと思います。
偏差値に差がなくて、志望度合いも悩むくらい近いなら、通学時間が短い方、楽に行けるほうを選択した方がよいのかな、と思います。
可能性が低ければ受験をやめる?
さて、合判での実際の合格可能性ですが、先日の記事でも書きましたが恐怖の右肩下がりの偏差値だったので、それに伴って合格可能性もどんどん下がります(笑)
それでもうちは志望校変更せずに受験したので、その辺参考になればと思って載せますね。
学校名 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 |
栄光学園 | 70% | 60% | 50% | 30% |
浅野 | 80% | 70% | 60% | 40% |
逗子開成 | 80% | 80% | 80% | 80% |
佐久長聖(東京) | 80% | 80% | 80% | 80% |
栄東 | 80% | 80% | 80% | 80% |
でも、こう見てみると、一度も80%を切らなかった逗子開成があってくれて、とても安心感があった気がします。12月の最後の模試から2月の本番まで、この調子で下がり続けたら危ない…とは思ってましたけど、常に過去問+40点はオーバーしていたのも支えになりました。
やっぱり過去問は大事です
ちなみに、オンライン個別でお世話になっていたトウコベの先生は、「神奈川東部ならサレジオ、西部なら逗子開成を受けてる友達が多かった」と言ってました。
悔いのない受験に向けて
今回は
★S57近辺の志望校、併願校はどうする?
★神奈川男子校偏差値の空白地帯に悩む
★どこか受験できるちょうどいい学校はないの?
と悩むパパママさんに、私が何度もループして悩んだ学校、考えてたこと、合格可能性何%で受験に臨んだのか、ということをまとめてみました。
わが家は子どもの意志が男子校!と固かったこともあって、受験できる選択肢があまりないのでは、と感じていましたが、共学に広げたとしてもきっとこのあたりの偏差値帯のお子さんは悩ましいな、と今回記事をまとめていて改めて感じたところです。
合格可能性何%まで挑戦するか、という点については、そこを目指してきたお子さんの気持ちもあるでしょうからなかなか一筋縄ではいかないかもしれません。
ただ、行ってもいいと思える私たちの逗子開成のような学校が他にあるのであれば、果敢に挑戦すべきかなと感じます。
わが家は栄光がたとえ10%であっても、受験したと思います。親子でよく話し合い、どんな結果であっても親もお子さんも、お互いのせいにすることなく終えられる併願校を考えてみてくださいね。
今日から寒くなるようですね。体調管理に気を付けて、次の合判に向けて、マンスリーに向けて、頑張ってくださいね!