お子さんの受験に向かわれているパパさん&ママさん。
受験生活は日々、不安との戦いですよね。わかってはいてもついつい成績の上下に一喜一憂してしまう気持ち。
お子さんにどこまで求めれはいいんだろうと、悩みは尽きませんね。
今日はみなさんが普段不安に思っていらっしゃるであろうことの1つ。
「中学受験、塾以外の市販テキストでの勉強は必要?」
・塾のテキストだけで大丈夫?
・プラスαのテキストをみんなやっているのでは?
・やらないと焦るんだけど…。
こんな疑問についてまとめようと思います。
塾以外の勉強って
まず結論を言ってしまうと、受験を終えた感想としては
基本的には必要ありません
では、なぜ必要ないのか、そしてなぜ「基本的には」なのか、今から気持ちがすっきりするようにご説明しますね!
塾以外の勉強が必要だと思うのはなぜ?
塾の課題やテキスト以外の勉強が必要なんじゃないか?
と思われている理由は何でしょう?
1.お子さんの成績が思わしくないから。
2.ライバルと同じことをやっていては勝てないから。
3.とにかく先取りをしたいから。
4.周りがどのくらい勉強しているか見えないので、何はともあれやっておきたい。
などなど…
状況によっていろいろですよね。
3年半程の受験生活を通して感じたことですが、
・塾の教材以外で理解を深めたい場合
・塾の課題+αがそこまで負担にならない場合
以外は、塾のテキスト&課題以外の勉強は必要ないと感じています。
塾の課題やテキスト以外の勉強は必要ない理由ですが、それは、
プラスαの課題を課すことよりも、まずは塾でのカリキュラムをしっかり定着させることが重要
だからです。
どの塾であっても、お子さんを合格まで導くカリキュラムをしっかり持っています。まずは、それをしっかり定着させるのが先決です。
時間を見つけて、過去間違えた問題、理解があいまいだった問題をピックアップし、忘れたころに繰り返し取り組んでみましょう。
もしプラスαの勉強をしないと不安…ということであれば、既習範囲の復習、漢字練習・計算練習を繰り返すことをお勧めします。
漢字と計算は最後の最後まで付いて回るので、やっておいて損はありません。
塾以外の勉強をするメリット
・自分は他の人よりもたくさんやっている、という安心感
・暗記物を先にやることによる模試の結果UPでの安心感
塾以外の勉強をすることによって得られるメリットは、こんな感じでしょうか?子どもの安心感より、親の安心感の方が大きかった気がします。
そして、暗記物問題!暗記物はやれば点数につながるので先取りとしてやりたくなりますが、ただ、暗記物は結局を先にやってもいずれ周りがすごい勢いで追い込みかけてきます。どうしても覚えきれてないところは覚える必要がありますが、暗記物先取りでの成績UPはちょっと危険だと覚えておいてください。
塾以外の勉強をするデメリット
次に、塾での課題やテキスト以外の勉強をするデメリットとはどんなことでしょうか?
①塾でやった分野の復習や弱点分野の振り返り時間が減る。
→そのことにより知識を定着が甘くなる。
②その日の勉強の終わりがあいまいになる。
→そのことにより、勉強にメリハリがなくなる。
③テキストによって解法が違い、子どもが混乱する。
①についてですが、塾で習ったことを、復習、定着させる時間って本当に大事です。その時はできたと思っていても時間がたつと忘れるのは誰でも普通のことですよね。ましてややっていることはかなり難しいです。
習った3日後、1週間後、2週間後、ひと月後…自分たちで期間を決めて、振り返りましょう。これによって定着にだいぶ差が出ます。プラスαをしていると、その時間が捻出できなります。
②は少しわかりにくいですが、プラスαを求めるあまり、その日の課題が終わった!という気分が味わえなくなり勉強にメリハリがつかなくなることです。
どういうことかというと、塾での課題が終わったのに、まだ時間があるからプラスでこれもやってね、と後出しすること。これやられると、子供は全く達成感がなくなってしまいます。
それから、③の他のテキスト問題。これはなかなか難しい問題です。もちろん、参考になるいいテキストはたくさんあるんです。ですが、中には解法が塾のテキストと違うものもあります。お子さん、混乱しますよね。注意が必要です。
塾以外の勉強をしなかったらどうなる?
塾以外の勉強をしなかったらどうなるか?多分、私たち親の方が焦ってしまう・・というだけなんじゃないかと思います。
お子さん、基本焦らなくないですか?(笑)
親が焦っているのはお子さんにも伝わりますし、私たちもつい口に出しちゃって親子げんかになったり、いいことないですよね。一度ケンカになると、元のメンタルで勉強ができるようになるまでって結構時間かかります。
もちろん、最低限のことをやるように向かわせるのは私たちの仕事ですし責任ですが、プラスαを追い求めるところに気持ちを割くなら、「お子さんが出来なかった問題をピックアップして1枚のプリントにまとめる」
みたいなお手伝いをした方がいいかな、と思います。
もし、プラスαを入れるとしたらの具体例
・コアプラスなどの知識系
・漢字などの暗記系
・計算などの日々の練習系
このあたりをプラス日々のルーティンとして、塾から出ている課題よりも多めに取り組んでみてはいかがでしょうか?
簡単だからとおざなりにしがちですが、これに関しては、直前の時間がない時期にあわててやるよりも、早め早めに固めておくと後が楽です。(6年後半に漢字計算がおぼつかないのはほんと苦労します)
塾の課題やテキスト以外の勉強はそこまで気にしなくてOK
以上の理由で、塾の課題やテキスト以外の勉強については、そこまで親が躍起になる必要はないというのが受験生活を走り抜けてきた感想です。
自分からやりたがる子、実際に基礎知識の定着が必要なお子さん以外は、とにかく塾のテキストを回して、しっかりと既習分野を定着させることが先決です。
ちなみに、既習分野の定着させておくと、後々の伸びが全然違いますよ。後から伸びてくる他のお子さんに戦々恐々するよりも、今しっかり基礎固めをしておくことをお勧めします。
もちろん、うちは…他のお子さんに戦々恐々する方でしたが(笑)
実感をもって伝えたいこと
色々書いてきましたが、結論としてお伝えしたいのは
日々の勉強をしっかり定着させていくことが何より大切で、塾以外の課題やテキストに力を注ぐのであれば、既習分野の定着を心がけましょう
ということです。
受験期間中は本当に色々不安ばかりかと思います。私の経験が少しでも皆さんの不安解消のお手伝いになりますように。
頑張って最後まで走り抜けてくださいね!
受験生活の不安、どうしたら・・と思っている方は私も利用したこちらもどうぞ。