前々回から中受のリアルについて赤裸々に暴露してますが、今日はちょっと方向を変えて。
中学受験、
・気にはなってるが乗り切る自信がない。
・大変そう、うちの子に向いてないかも。
・公立中でも勉強すれば問題ないよね。
と悩んでいるあなた!
実はそんな悠長なことを言っている場合ではありません。
勉強が出来ても、内申が取れない
今日は私たち保護者が怒りに震える、そんなお話です。
理不尽その①勉強好きな子は要注意
あなたのお子さんは、勉強が好きですか?
公文だったり、こどもちゃれんじやスマイルゼミ、なにかしら取り組んだことはあるんじゃないかな?もしかしたら、ご家庭でのパパママ塾かもしれませんね。
わが子も勉強は好きな方。勝手に教科書の先を読んでいたり、授業中に課題が早めに終われば、先生に頼まれて他の終わった子といっしょに、苦手な子のフォローに入ったりもしてました。
でも、これがでっかい落とし穴。
典型的小学生男児、イメージわきますか?
・字が汚い
・周りと盛り上がってうるさい
・友達と先生にちょっかいだしてみる
などなど
どうやら先生にとって、この典型的小学生男子×ちょっとお勉強が好きっていうのは、いかすけない対象らしいんです。
可愛くない子ども、ってやつですね。
理不尽その②ワーク、先に進むのはNG
とにかく、本人にどんなに意欲があろうとも、計算ドリル、漢字スキルは先に進めてはいけません。
え?
まったく意味不明の世界です。
宿題範囲の記憶があいまいで、算数ドリルを1P先までやってしまった息子。翌日、ドリルの該当ページ、そのページのコピー(まだ空欄)を上からべた張りされて戻されました。
漢字スキル、授業中に間違えて少し先まで進めてしまったクラスメート。隣の席の子が、名指しで批判しました。
「せんせーー!〇〇が、漢字スキル先に進めてるー!!」
その子は、みんなの前で怒られました。
おかしくないですか?!
そんなことが日常茶飯事でした。
さすがに名指しで批判、ノートべた貼りはやりすぎなんじゃないかと。
理不尽その③点数をとっても評価は上がらない
同じ点数をとっても、優等生タイプの子は成績表は5段階でいえばオール5。息子はテストはほぼ100点取って来ても、意欲・主体的な学習の観点がすべての教科で減点。まあ、3.5くらい?
意欲がないって、もう意味不明。勉強して点数とっても意欲がない、ですか。
先解いちゃうと減点されるってわけ。まあ、100歩ゆずって?!可愛げのない子っていうのも認めますけど(笑)意欲でひかれるとは、もう笑うしかない。
意欲なかったら勉強しないから!
そんな時に先輩ママからダメ押しの一手!地域の公立中、ママたちの叫び!
どういうこと?さあ行ってみましょう。
【実録】公立中学内申のリアル
とにかく内申が取れない
公立中に通っているママさんの阿鼻叫喚たるや!
これで泣かされてるご近所ママさんが何人も。
学年ただ1人の100点だったと喜んでたのに、成績は4・・・・
ママ友の子、内申に泣かされて、偏差値上は余裕だった志望校から2段階受験校下げました。実力あっても相応の学校を受けられない苦しさに悩んでました。
なぜそんなことに??
そこには想像のはるか上を行く、成績のルールが!※うちの地域の実例です
息子が小学2年だった時、おしゃべり同級生ママFさんが、「上の息子の話なんだけどね!」と、怒りを込めてまくし立てた内申の基準がこれ。
カラーペンの豊富さ&カラフルなノート、そしてきれいな字
どれだけノートがカラフルか、色ペンをたくさん使って色分けしてまとめているか。そして、書かれている字がいかにきれいか、がポイント。
制作物はクオリティの高さが必須
技術、美術、作品のクオリティの高さが必須です。発想力なんてものは見てくれません。とにかく、作品の仕上がりがすべて。
提出物はとにかく文字で埋める
レポートなどの提出物は、とにかく隙間なく埋めること。字を大きめに書いて文字数減らそうなんてありえません。ぎっしりと細かい字で埋めるのが超重要。
内申UPは先生との仲の良さがカギ
極めつけは、さりげなく先生の誕生日にお祝いの言葉述べること。要は、誕生日ではなくても心象アップが大事ってこと。普通じゃだめなんです。プラスアルファ要因が必要。
嘘でも大げさでもなく、ママ友が不満をぶちまけたのがこの仕組み。
カラーペンなんて意味ある?むしろ勉強できる子はノートまとめてる時間あったら勉強するし!美術・技術は努力でどうにもならないところもあるじゃん?しかも、先生に愛想振りまくって何なの?!
もはや何のための勉強?
そして、さらに仰天の一言が発せられます。
「今は内申がないと私立も受けられないの」
内申がないと出願すらできない
「内申がなくても、私立高校受けたらいいんでしょ?」
と思ってた、私と同じそこのあなた!びっくり仰天の仕組みがいつの間にやら出来上がってました。
今、私立高校も「内申」がないと、出願の機会すらもらえない!
事前に行われる相談会なるものに成績を持って行き「うちの子は受験できますでしょうか?」と、そんなお伺いだてをする制度があるそうで…。
もう、意味が分からなくて、何度も聞き返しました。うかがう?受けていいかどうか?なにそれ?受験機会すら与えられない、そんなことあるの?
あるんです…。
もちろん、内申関係なくテストのみという入試も一部の高校ではありますが、なんせ募集人数が極少…。20人?30人?どんだけ激烈な争い!受かる気がしません。
とにかく内申が一番、内申が大事、内申さまさま、、、な受験制度なんです。
全ての子が高校に進学できる制度、という事らしいです。もちろん、それ自体を否定するつもりは全くありませんが・・・初めて聞いた時は驚きました。
真剣にその先を考えたとき
これを知った時、公立中ではわが子のその先の選択肢は明らかに狭まると確信しました。なんせ、すでに小学校の成績が取れてなかったんですから。
愛想降りまけない、かわいげのない子が、反抗期を迎えたら、さあどうなる!
恐ろしすぎて、考えたくもありません。
よかったのか悪かったのか、本人もすでにそれをわかっていて、「地元中に行きたくないな」というのも受験のモチベーションの1つに。
子供の学習意欲を受け止めてくれ楽しく学べる環境を考えたとき、わが家の公立中進学の選択は無くなりました。
もうやるしかないって覚悟決めて中受に飛び込むことにしたんです。
あなたのお子さんはどうですか?
進学した学校は、勉強はめちゃスパルタ!でも、ストレスフリーで楽しいみたいです。まだ1学期しか過ぎてませんが、成績表を見ても納得の評価。
クラスのママ友たちと話をしてみると、やっぱり公立中では難しそうな予兆を小学校時代から感じての、中受参戦でした。
私の地域だけの特殊な状況なのかもしれません。
けれど、お子さんのタイプ、地域の中学校と高校入試の仕組み、しっかり把握して、お子さんに合った道を選択してあげてくださいね。
今回は
中学受験
・気にはなってるが乗り切る自信がない。
・大変そう、うちの子に向いてないかも。
・公立中でも勉強すれば問題ないよね。
と、中学受験参戦を迷っているあなたに!
お子さんのタイプとこの先の受験の地域特性も見極めて、じっくり考えてみてくださいね!というお話でした。
未だに「紙べた貼り事件」を根に持っているまひろがお送りしました!(笑)
では!