幼児期からの習い事候補の1つに公文がありますよね?
今回は
- いつから始めてどこまでやればいいの?
- 公文って中学受験に役立つ?
- 中学受験にはデメリットってホント?
ということについて、わが家の経験からまとめてみたいと思います。
公文、やったほうがいいのかな?から始まって、中学受験に役立つの?、デメリットってホント?まで疑問に思っていること一挙に解決です!
公文はメリットもデメリットも両方ありましたが・・・
実はデメリットの方が大きかった気がしてます
その理由を公開していきます!
公文のデメリットとは?
これは、あくまでわが家の例なので、公文が悪いというわけではないのをご理解くださいね。
あくまでわが家・・というか息子にとっては公文はデメリットの方が大きかったような気がしてます。
なぜか。
算数=考えたらすぐに答えが出るもの
というふうにインプットされ、
さらに
書かない主義を最後まで引きずってしまった
これが息子が公文をやったことにおける、デメリットだったように思ってます。
公文をやってよかったと思っている半面、息子がのちのち苦労することにもなってしまったな、というのが正直なところです。
さて、これについて詳しく書く前に、公文について少し書いておきます。
公文はいつから始めるのがよい?
公文の対象年齢は特に定められてはいませんが、わが家は年中の2月から入会しました。物心もつき、数の概念も確立してきていた時期だったと思います。
- 親が少し離れていてもぐずることはない
- 座って問題を解ける
- 解くことが遊びとなって楽しめる
こんな時期でした。とにかく教室に行って問題を解くことを楽しいと思ってほしかったので、導入としては正解でした。
確か2月に1ヶ月無料体験があり、4回の体験を経て入会を決めました。
国語と算数を体験して、好きだった算数のみ受講することにしました
公文での先取りの意味
公文では、自分がやればやるほど進んでいくので、学年関係なくどんどん先取りすることができます。
1ステージ200枚の課題をこなし、そのステージの進級テストで正解率とスピードが基準を超えると次の段階に進めるというシステムなので、ゲーム感覚で楽しめるお子さんにはかなり向いてるのでは?
わが家はこのステップアップしていく感覚が性に合っていたらしく、かなりハイペースで学習を進めました。
先生が理解のある方で、「彼は1度やったプリントを復習で出そうとすると、進んでいない気がするようで嫌がるので、どんどんプリントを渡しますね」とおっしゃってくださったのも早く進んだ理由だったと思います。
本人も先取りしていることがわかっていたので、自信もつき楽しかったようです。毎日の学習習慣がついたことも大きな収穫でした。
毎日の学習習慣がついたのは、とてもよかったです
わが家は算数だけの受講だったので、ここからは算数のことをメインにお話ししますね。
公文(算数)はどこまでやるべき?
さて、その公文(算数)ですが、どこまで進めるべきか?と言われたら、6年の段階まででいいのでは?と個人的には考えています。
私が気になっていたのは、
公文は基本計算だけ
ということ。
次々に進んでいくのですが、そこには図形や文章題は基本ありません。(例外的に数問ある回もあったかもしれませんが・・)
なので、計算力の基礎だけつけばいいと思い、6年生の段階から次の段階へ行くテストに合格した時点で退会しました。
計算力はある程度めどが立ったので、ここからは文章題や図形に取り組んでこのアンバランスさを解消していくべきかな、と思ったからです。
中学受験を考えるのであれば、もちろん計算力は大事ですが、文章題や図形の方がメインになるからというのも頭にありました。
もし、教材の進度ではなくて学年で区切るとしたら、中学受験が本格的に始まる新4年生開始の段階で、公文から受験塾に切り替えるのがいいと思います。
ちなみに、公文を終えた後はママ塾でこちらの教材を勉強しました。
公文(算数)は中学受験に役立つ?
公文の問題は中学受験とは全く違うので、公文で解いたことがそのまま受験に通じるということはありません。
中学受験をするにあたっての、私が感じたメリットデメリットをまとめてみました。
メリット
- 毎日の勉強習慣がつく
- 計算への抵抗感がなくなる
デメリット
- 算数はすぐ答えが出るものと思ってしまう
- 速さを競うので字が汚くなる
- 書かない主義が身についてしまう
あくまで息子の例ですが、これが私が感じた公文の感想です。
もちろん、学習習慣をつけるのはとても大変なので、公文で身につけられたことはとてもありがたかったです。ただ、デメリットの方が大きすぎた‥。
息子が周りのアドバイスをあまり聞かない頑固な性格ということもありますが、本当に受験では苦労しました。
素直なお子さんなら全く問題ないと思いますよ
中学受験で苦労した点
公文をやっていて中学受験で苦労してしまったなと私が感じていることをまとめてみますね。
- 算数はすぐ答えが出るものと思ってしまう
計算ばかりやってきたので、算数=すぐ答えが出ると思ってしまったところがありました。
とにかく問題で試行錯誤するのが嫌いになってしまい(というか、そういう癖がない)それを改善するのに苦労しました。
- 速さを競うので字が汚くなる
これも男子あるあるかもしれないですが、急いで計算するので字が汚い。字が汚いのは問題が複雑になると自分の字を見間違えます。
3=8、17=7、4=9、など。問題数が多い公文では特に問題ありませんでしたが、中受となると計算間違いは致命的。厳しかったです…。
これもなかなか直りませんでした。
- 書かない主義が身についてしまう
公文は余白に計算メモなどを書かない主義だったので、これまた改善するのに手を焼きました。
中受の問題は図を書いたり、書き込みをしたりして考えていくものが多いのに、書かない。。。
何度となく書いて考えなさい、と言い続けました。
公文の算数では6年まで終わらせていた息子ですが、受験算数では本当に苦労しました。
元々の算数のセンス的な問題もあると思いますが、センスがなくてもせめて試行錯誤する、字をきれいに書く、図を書く…そのくらいは素直に改善できてれば、そこまでの苦労はなかったのかしら・・と今思ったりしてます。
公文をやるなら国語?
今まで書いてきたような経緯もあるので、個人的には公文をやるなら国語の方がいいかな、と思ってます。
漢字は書けて損することはないですし、お友達は字を丁寧に書くようになったよ、と。
国語は読解もあるのですが、これに取り上げられている文章がかなりいいもの!子どもが食いつきます。
始めは細切れに文章⇒問題が続くので、本を読むのが苦手なお子さんにも抵抗感なく作られていて、さすが、と思わされました。
わが家も上の子が取り組んでいましたが、長い文章を読むとなるとかなりしんどいですが、ページ半分くらいの文章なのですぐに読み終わって次に進める(次の文章は前の文章の続き)ので楽しかったようです。
公文はメリットデメリット見極めて
今回は、公文について、
- やったほうがいいのかな?
- いつから始めてどこまでやればいい?
- 中学受験に役立つの?デメリットってホント?
そんな疑問を抱いているあなたに、わが家の体験談をもとに公文のメリットとデメリットをまとめてみました。
習い事としてとても人気のある公文。
人気があるということはそれだけメリットを感じている人も多いということですが、お子さんの目的、性格を見極めて、取り組んでいくことをお勧めします!