ホントに過去問の点数って上がってくるの?取れるようになる?
そんな不安を抱きつつある受験生のパパママさん!
・過去問解ける気がしない
・志望校特訓ってホントに効果あるの?
・やる気スイッチも入らないし全落ち覚悟かも
ループすぎる不安を抱えているまっただ中かと思います。
1年前、私もどうしようもない不安ばかりで、いったいどこによりどころを求めていいのかわからず。
不安なときは少しでも過去の数字に頼りたくなりませんか?
今回は前回に引き続き、去年のわが子の10月の過去問スケジュールと得点率をまとめます。この時点でこんな成績だったよっていう中受の先輩の情報が私は一番の励みになりました。
算数と理科も科目別に10月の状況をまとめているので、併せて見てみてください!
10月:国語の過去問スケジュールと得点率
10月の過去問の取り組み(国語)です。
1週間に1校1年分で、コンスタントに進めていました。栄光に偏りがあるのは第一志望で解く年度数が多めだったのと、複数回回したかったので、早めに解きました。
日付 | 学校名 | 得点率 |
10/9 | 栄光2017 | 45% |
10/16 | 栄光2016 | 67% |
10/30 | 逗子開成2020 | 64% |
10/31 | 栄光2015 | 67% |
栄光の国語に若干慣れてきた感がある10月の後半でした。でもまだ、SSでの得点率はそこまでではない感じだった記憶があります。
栄光・浅野・逗子開成の特徴とわが家の対策
わが家が対策をしていた志望校の問題の特徴、先生から言われたことについてまとめてみますね。
栄光
漢字+記述です。選択問題はありません。とにかく書く。栄光の国語は記述でも文字数指定がないので、それがまた受験生泣かせ。どれだけ書いたらいいのかわからない状態ですね。
2021年までは漢字が15問あったのですが、2022年はそれが10問に。問題の傾向が変わったことで動揺した受験者も多かったようです。(うちも試験開始後かなりええっ?!!と思ったとのこと)
栄光の国語の出題形式もかなり曲者ですが、うちは志望校特訓でだいぶ鍛えられました。
ポイントをきちんと押さえて、それをつなげて記述解答を作る
これが先生から言われたことです。記述の際、抜き出すポイントを見つけられるかどうかがキモですが、当初は「どうもハマらないなあ・・」と言われていました。10月はまだまだでした。
ポイントをつかめると、早いのが栄光の国語だと思います。
ちなみに、最後に出題される漢字は最初に解くのがセオリーです!
浅野
これまた栄光と対極にあるのが浅野の国語です。記述もありますが、ごくごくスタンダードな問題構成。模試に近い感じですね。記述はどっちかというと少なめ。
当初、最後まで問題が解ききれずに先生に相談したところ
選択問題が取れているのであれば、記述問題はそこまで気にしなくてもよい。間に合わないと思った場合は、答えが合わないとゼロ点になる抜き出しの問題よりも、部分点を狙える記述問題を先にやるとよい。
こんなアドバイスを頂き、かなり安心した覚えがあります。選択肢問題に関しては得意だったので特に心配はしていませんでしたが、当時話題になっていたこちらの本を購入。
話題に乗っかって買ってみたのですが、これが大正解!
選択肢問題の攻略が本当にわかりやすくまとめられています。私自身も子供と一緒に読んで内容をwordにまとめ、いつでも見れるように壁に掛けたホワイトボードに貼っておきました。
選択肢問題の選び方がとても論理的に書かれているので、感覚的に解いているお子さんにはとても有効だと思います。わが子もこれを読んで、選択肢問題はほとんど落とさなくなりました。
元々国語は悪いほうではありませんでしたが、感覚から論理的に解くことを覚えられた本です。論理的と言ってもかた苦しい感じではなく、先生と生徒さんの会話形式で進んでいくところがとても読みやすくお勧めです。
現在5年生の後輩君にこの本をお勧めして、お母様が一緒に解き方をなぞって行ったところ、「酷語」だった国語が安定してきた!と言っていたので、国語が苦手なお子さんでもかなりとっつきやすいと思います。
逗子開成
逗子開成の問題は素直な問題なので(簡単という意味ではなくて)、Aタイプの浅野対策をしていれば特に逗子開成に特化した対策は必要ないと言われていました。ただ、浅野よりも記述は多いです。
とにかく、大問1の漢字・語彙・文法を落とさないこと。これはどの学校でもそうですが、みんなが取れるところは確実に取れるように日々積み重ねていってくださいね。
国語が伸びてきた時期
過去問の国語が伸びてきた時期はずばり11月後半。
先ほども書きましたが、栄光対策講座の先生にも「まだはまらないなあ・・」と10月時点では言われていた国語。問題と相性が悪いのかも、、、と不安になりだしたのもこの時期。先生曰く「無駄なところを抜き出しすぎ」だったようで。
それがつかめてきたのが11月です。
国語は特にですが、やってすぐ伸びる教科ではないので他の教科と比べてゆっくり目だったと思います。なので、去年今頃は苦しい苦しい時期。この時期まだ過去問が取れているという実感はまったくありませんでした。
過去問で合格者平均より-50点だった!
そんな愚痴を去年友達にこぼしていましたが、-50点=1教科約13点。要するに、1教科3~4問くらいです。ここから知識を固め、解法を覚え、テクニック的なことを身に着けていけば、-50点というのは決してあきらめる数字ではありません。
とにかく前向きに!
国語力をつけるには
わが家の場合はもう、読書、それ一択でした。
特に男の子のママさんから国語できなくて、と聞くことが多いのですが、まだ幼い小学生男子、題材に「恋心」的なことが出てくると一発アウトだったりしますよね(笑)
わが子も本当に国語(特に記述)が苦手で入塾した当時は白紙なこともあったほど。
隙間時間や、学校での自習時間、朝学の時間に本を持って行って読んでいましたが、読めば読むほどスピードも上がり、それに付随して国語力もついてきました。
元々は算数男子だったんですが、あっという間に逆転。国語と算数は配点が同じところが多いので、プラスマイナスゼロでこれはこれでよかったかなと。
以前の記事で、読んでいた本をご紹介しました。
ここにあげた本もかなり良書の集まりだと思いますが(入試の出典作品なので)、今はまたどんどん新しい本が出てきているので、そちらを読んでおくと入試にも出るかもしれず、一石二鳥ですね。
今年は、サピで取り上げられた文章が、実際の入試で出たと話題になってましたね。
最近は、
家庭環境、背景が複雑な物語
が取り上げられることが多い傾向にあるとのことで、「いろいろな家庭があり、家族がある」という認識をあらかじめ予備知識として持っておくとスムーズに解き進められますね。
入試には、前年の前期に出版された書籍が取り上げられることが多いらしいので、そのあたりに注目してみるといいと思います。
ちなみに、先日書店で見て、読んでみたいなーと思っていた本が、2023年の入試注目文章として紹介されていました。
「宙ごはん」の町田そのこさんは「52ヘルツのクジラたち」の著者ですね。この作品も本屋大賞に選ばれていた考えさせられた作品でした。
もちろん、この本に限らず、ご本人が読みやすい本ならいいのでは?と思います。まずは活字を読むことに慣れることですね。
これを時間内に読むの?というくらいの長文が出てくるので、読書に慣れて、スピードアップできるならそれに越したことはないです。
ライトノベルにはまって、読書量&スピードが格段にUPしたという話も聞くので、要はご本人の興味があればOKなんじゃないかな。親としては「入試に直結するのを読んでよー」と思わなくもないですが(笑)
6年10月はまだここからです
今回は、わが家の10月の過去問状況をまとめてみました。
・過去問解ける気がしない
・志望校特訓ってホントに効果あるの?
・やる気スイッチも入らないし全落ち覚悟かも
どうしようもない不安のループにさいなまれているあなた!(笑)正直不安は終わるまで付きまといます。しかも今は一番しんどい時期です。
過去問はまだこの時期取れません。塾の特訓は本当に練られていて力になります。なかなかお子さんのやる気スイッチの入らなさ具合にイライラも募りますが、タイトな時間の中で本当にお子さんも頑張ってると思います。
子どもがあきらめてなかったから、私も頑張れた気がしてます。
わが子を信じてあげられるのは、私たちですから!最後まであきらめずに併走しましょう!
(思い出すと胸が詰まりますね…)
では、また更新します!